カクレンボから見付かった瞬間:誰が僕を探していたのか?

意識の旅が始まる。

 

体にジワジワとバイブレーションが響き始める。

 

遠くから聞こえていた音楽。

 

はじめは不快で騒音のように響いていたが、

 

その音は自らが作り出している音に変わり、不快では無く快感になっていく。

 

不快とはエゴが感じている期待のズレであることに気付く。

 

全ては自分の意志によって創造されているという感覚に包まれている。

 

突然、思考の中に声が響き始める。

 

「ほら。見つけたよ」

「ずっと隠れていたね」

 

それはまるでカクレンボのようだ。

 

ずっと隠れていた。

 

あえて見つからないようにずっと隠れていたことに気付いた。

 

「さて誰が探しているか?」

「さぁ、見付けてごらん。既に知ってるはずだよ。」

 

一体、誰が僕を探しているのか?

 

神様なのか?仏様なのか?高次の存在なのか?

 

その声の正体は誰なのか?

 

僕は探していた。

 

すると、

 

「探すことを止めないと手に入らないことさ」

 

という言葉が響く。

 

その声に従って、探すことを止める。

 

 

「あれ?あれ?」

 

そんなおかしな感覚に襲われる。

 

「あれ?あれ?」

 

「私は私だよ!!」

 

なんと、その声の正体は自分自身だった!

 

その瞬間、全てが明らかになる。

 

体全身に衝撃のようなセンセーションが走る。

 

「全ては自分だった」

 

全てが私であり、私という概念さえも無い。

全てあるけど、全て無い。

 

「あー、いつもここにいるんだった」

 

それが腑に落ちた瞬間

 

「本当にここにいたい?」

「体験したことは嘘ではないよ」

 

そんな言葉が響く。

 

「僕は地球という世界に戻りたい」

「戻って体験をしたい」

 

そんな衝動に包まれる。

 

全ての体験の中に答えがある。

体験することで答えが分かる。

他の可能性は無い。

様々なストーリーは楽しみのためにある!

 

だから生きるんだ!

 

生きる事が答えだと知った瞬間だった。

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